プロが教えるダイビング持ち物完全ガイド

〜初心者も安心!快適・安全なダイビングのために〜
海という非日常の世界を楽しむダイビング。せっかくの体験を快適・安全に過ごすためには、事前の持ち物準備がカギです。この記事では、現役女性インストラクターが教える「絶対に必要なもの」から「あると便利なアイテム」まで、完全ガイドでお届けします!
ダイビングに「必ず」必要な持ち物10選
ダイビングは美しい海中を探索できる素晴らしいアクティビティですが、安全に楽しむためには適切な準備が不可欠です。特に、忘れ物があるとせっかくのダイビングが台無しになるだけでなく、危険に繋がる可能性もあります。 このガイドでは、ダイビングを安全かつ快適に満喫するために必ず持っていくべき持ち物10選を厳選してご紹介します。

ライセンス(Cカード)・ログブック
ライセンス(Cカード)は、ダイビングの必須アイテム。ログブックは潜水回数を記録し、スキルアップの証明にもなります。特に海外ではCカードとログブックを見せないとダイビングできない場所もあります。最近ではアプリタイプのデジタルCカードやダイブコンピュータと連動したアプリタイプのログブック主流となりつつあります。
水着・ラッシュガード
水着はスーツの下に着るため、体にフィットした水着を選びましょう。特の女性ダイバーはトイレなどを考えると上下セパレートタイプがオススメです!日焼けや擦れ防止にラッシュガードもあると快適です。ラッシュガードには保温素材でできているタイプもありますので、水中で寒くなく快適にダイビングを楽しむことができますよ。
タオル(バスタオル & 速乾タオル)
大きめのタオルは使いみちがいっぱい!海から上がった後に体を拭くのはもちろんですが、太陽の下で少しでも日焼けを防ぐのにも使えます。速乾タイプは荷物の軽量化にもおすすめです。
着替え・下着(ポイント:防寒も考慮)
濡れた水着から着替えるためのTシャツや短パンと下着を忘れずに準備しましょう。ダイビングの車での移動や船での移動時に濡れたままの水着では快適になりません。特にボートでの移動では海風にあたると一気に体が冷えてきます。寒さ対策に羽織れるものがあると安心です。
サンダル・マリンブーツ
移動や船上で滑りにくいマリンブーツやビーチサンダルを準備しましょう。濡れた所を歩くのでしっかりとしたサンダル等がベストです。


防水バッグ
濡れたものを収納したり、反対に濡らしたくないものを収納したりと便利なバックです。貴重品を守るために必須アイテム。内側が防水素材のバッグやドライバッグが便利です。
サイズは2つあると便利です。1つはスマホや鍵を入れるくらいのサイズ(5L位)です。水に濡れたりうっかり水中へ落としたりしないようにしっかり密閉しましょう。
2つ目はタオルや水着などを入れるくらいのサイズ(20L位)があると便利です。もし、2人分の荷物を入れる予定であれば、もう少し大きめの30L〜サイズもありますので検討してみてくださいね。 肩や背中にかけるベルトがついているとさらにGOODです。
健康保険証・海外旅行保険証券
万が一の怪我や体調不良に備えて、保険証は必ず持参。とくにおススメはDANジャパンの保険です。日本はもちろんですが、海外でも適応されますのでダイビング前には加入していけば安心です。海外の場合は旅行保険の確認もお忘れなく。
実際にダイビングで多いのは耳抜きがうまくいかず、耳を痛めてしまうことです。保険証があればすぐに病院にも行けますが、もし手元にない場合は一旦支払いが10割負担と高額になります。ほとんどの方が多くお金を持ってきていないのでぜひ、保健所等は忘れずに持っていきましょう。
ダイビング器材
ダイビング器材はレンタルも可能ですが、自分の器材があると安心。自分にあったマスク・シュノーケル・フィン使い慣れているBCD・レギュレーターが安全性や快適さをアップさせます。
現金・クレジットカード・ID決済
現地での食事やお土産、急な出費に備えて複数の支払い手段を準備しておきましょう。離島などは現金しか使えない所も多いですので、少額の小銭があると便利ではないでしょうか。
スマートフォン(防水ケース)
写真撮影にはやっぱりスマートフォンが必須です。でも水辺で利用しますのでしっかりと防水ケースに入れておけば安心。海の写真をSNSにアップするのも楽しみのひとつですね。
オススメはケースに入れたままで撮影や操作ができるタイプです。そして、首からかけるストラップもあると便利です。万が一に備えてフロートタイプ(海に落としても浮くので探しやすい!)もありますよ。
あると差がつく!便利グッズ&快適アイテム
ダイビングをさらに充実させたいなら、基本装備に加えて「あると嬉しい」アイテムを揃えるのがおすすめです。これらは必須ではないものの、ダイビング時の利便性を格段に向上させてくれます。
今回は、ベテランダイバーも愛用する、「あると差がつく!」便利グッズと快適アイテムをご紹介します。これらを活用すれば、よりスムーズでストレスフリーなダイビング体験が待っているでしょう。ぜひ、次のダイビング準備の参考にしてみてください。

日焼け対策3種の神器(UVカットクリーム・サングラス・帽子)
海上の日差しは強烈です。肌はもちろんですが、目・頭皮のUVケアもお忘れなく!ダイバーならば環境にやさしい日焼け止めを利用しましょうね。
酔い止め・常備薬
船酔いする方は、はやめの酔い止めを服用オススメします。乗船直前では薬が効いてなく辛い思いをする方もいらっしゃいます。ただ、ダイビングと薬の服用が心配な方はお医者さんへ相談してみましょう。その他、常備薬も念の為準備していきましょう。
防水カメラ・アクションカム
水中での撮影をしたい方は、水中で使えるデジカメを準備しましょう。最近は、動画をとっている方も多く、GoProやインスタ360が大人気です。
モバイルバッテリー(防水仕様)
スマホやカメラのバッテリー切れ防止にモバイルバッテリーや予備バッテリーを1つ持っていきましょう。濡れても安心なようにしっかりと防水することをおすすめします。
予備コンタクト・帽子クリップ
コンタクトの紛失に備えて予備やメガネを準備しましょう。特にボートの上での帽子の紛失防止にクリップも大切なサポートアイテムです。
リップクリーム・化粧水など
海水で髪や肌、唇が乾燥しがち。船上でシャンプー等はできない場合が多いですが、保湿グッズは必須です。しっかりケアで翌日も快適に。
シーン別・季節別の持ち物
ダイビングの持ち物は、基本的なアイテムだけではカバーしきれない場合があります。潜る場所の環境や訪れる季節によって、快適性や安全性を高めるために必要なものが変わってくるからです。
例えば、水温の低い時期には保温性の高いインナーが必須ですし、日差しが強い場所ではUV対策が重要になります。あなたのダイビングがさらに快適で思い出深いものになるよう、シーン別・季節ごとにおすすめの持ち物をご紹介します。行く場所や時期に合わせて、持ち物を賢く選びましょう。
春/秋のウェットスーツ&防寒対策
春や秋は思ったより水温が低め。インナーやフードベストで防寒対策をしましょう。ウエットスーツかドライスーツか迷った時は、インストラクターに相談してみましょう。
暑さや寒さには大変個人差があります。特に女性に方や寒がりの方は1年中ドライスーツという方もいます。
水温20℃がウエットスーツとドライスーツの境目と言われていますが、実際は水温22℃以上あればウェットスーツで大丈夫と思います。
真夏(6〜10月)に追加したいグッズ
暑い時期が、熱中症対策のドリンクや塩分タブレットがあると安心です。薄手の羽織、首を冷やすもの、冷感スプレーも便利です。
冬・ドライスーツダイビングのインナー選び
保温性の高いドライスーツ用インナーや靴下、カイロが効果的です。冬用のグローブやドライフードもおすすめします。
女性ダイバーが覚えておきたい+αアイテム
ダイビングは性別関係なく楽しめる素晴らしいアクティビティですが、女性ダイバーならではの視点で「あると便利」「あると安心」なアイテムがあるのも事実です。快適なダイビングのためには、基本的な器材に加えて、ちょっとした工夫やプラスアルファの準備が役立ちます。
このセクションでは、女性ダイバー特有の悩みやニーズに応える+αアイテムをご紹介します。髪の長い方への対策、日焼け対策、生理中の過ごし方など、先輩ダイバーの知恵が詰まったアイテムを活用して、どんな時でも心置きなく水中世界を満喫しましょう。

メイク・スキンケアを長持ちさせるコツ
海に入ってもきれいにいたい!そんな方はウォータープルーフ系を利用しましょう。ミスト化粧水やUVケアスプレーで簡単にリタッチを。
プチプラからデパコスまで様々あるミストのなかで、お手頃価格でおすすめは「マキアージュのビューティーロックミスト(2,000円程度)」 こちらの商品はひんやりするうえ、保湿成分もしっかり配合されているので潤いが持続します!
髪のパサつき防止グッズ
海水と太陽は髪ヘのダメージにつながります。へアオイルやUVカットのトリートメントスプレーが手も汚れずケアでき便利です。ダメージを少しでも軽減しましょう。
私が実際に使用しているのはコーセーサンカットプロテクトUVスプレーです。こちら髪以外にもお顔や身体にも使えて◎。なによりドラックストアで簡単に購入できるのもポイントです。
生理中のダイビングQ&A
楽しみにしていたダイビング時に生理が重なることも‥タンポンを使用できる方は利用すると快適に。もしも心配な方は1ダイブ毎にトイレに行ける環境なのか、トイレの有無を事前にチェックしておくのも重要です。自分自身の体調と相談しながら、安全第一で判断を。女性インストラクターに相談すると良いアドバイスがもらえるかもです。
まとめ
ダイビングの持ち物は「安全」と「快適さ」を左右する大事な要素。最低限の必須アイテムに加えて、自分の体調やシチュエーションに合わせた準備をしておけば、海の世界を存分に楽しめます。この記事を参考に、忘れ物ゼロでダイビングを120パーセント満喫しましょう

